「マスターキーが見つからないなあ、とりあえずスペアキーで開け閉めしておこう。」後日マスターキーが見つかったので安心していると、空き巣の被害にあった。
こんな事件はいつわが身に降りかかるかわかりません。家の鍵を見てもらうとわかりますが、鍵に番号がかいていませんか？この番号はマスターキーにのみ刻印されており、各鍵・メーカーによって異なり、この番号をもとに町の合鍵屋さんで合鍵を作る事ができます。一見便利ですが、マスターキーさえあればだれでも合鍵が作れるということになります。盗んだマスターキーで合鍵を作りもとの場所に鍵を戻すと、持ち主はまさか合鍵を作られたとは疑いにくく、後日家の人が居ない間に空き巣をする、といった犯行が実際にもあるのです。
勧誘・セールスを装い玄関先にあるマスターキーを盗む、鍵番号をメモする、技術のあるものは鍵番号をもとに鍵を作ってしまうということもありますので、マスターキー・スペアキーも人目につくところに置く事はやめましょう。
また、合鍵を作られないように対策することも大事です。鍵には持ち主以外の合鍵作成ができないものがあります。専用のカードにかかれた番号が共に必要であったり、町の鍵屋は一切作成できないメーカーに直接発注が必要なものなど、防犯性が高いものを選ぶとよいです。またはそもそも鍵をつかわない、暗証番号ロックを補助的に取り付けると安心です。
もし一時的に鍵が見つからなかった、誰かに入られているような気がする、など不安なことがあれば鍵屋さんに鍵を交換してもらうとよいでしょう。